三菱ガス化学 サステナビリティデータブック2024 2024年10月01日発行
三菱ガス化学株式会社
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取り組み事例
三菱ガス化学は、安全の確保を最優先課題とし、無事故・無災害を目指した積極的な取り組みを行っています。
日常的な安全活動の活性化
危険予知活動、ヒヤリハット摘出活動、指差呼称、5S活動、職長パトロールなどによ
り、職場の安全活動の活性化を図っています。
教育の充実
運転訓練シミュレータ―の導入や、外部機関によるプロセスリスクアセスメントの教育
(HAZOP教育)を実施するなど、教育の充実を図っています。
改善発表会
職場の安全活動は事業所改善発表会、全社改善発表会で共有し、優れた活動を
表彰することで、活動の活性化を図っています。
類似労働災害の撲滅
自社およびグループ会社で発生した災害事例の共有、過去に発生した災害事例の
解析により、類似労働災害の撲滅に取り組んでいます。また、LINK活動を通じ、各
事業所間で実施している労働安全・保安防災活動の情報交換を活発化し、現場の
自主保安力を高い水準に引き上げ、安全安定操業を図っています。
協力会社の災害防止への支援
災害防止協議会の開催、他事業所や他社の労働災害情報の提供など協力会社と
のコミュニケーション強化を図り、また、内部教育施設の積極的な開放などにより協力
会社の安全活動を支援しています。
安全表彰
一定期間無災害記録を達成した事業所は、社長が表彰を行います。2022年は2事
業所が表彰されました。
ポスター等による安全啓発
安全理念、MGCグループ環境・安全基本方針は横断幕、ポスターを各職場に掲示
し、また、安全スローガンカードを全社員に携帯させ安全の啓発を図っています。
新技術の導入 最新の検査技術などの導入検討を進め、設備管理技術の向上を図っています。
保安防災
・プロセス事故(単体)
指標 単位 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
プロセス安全事故の全度数(PSIC) 件 2 4 8 5
プロセス安全合計事故率(PSTIR) ― 0.1 0.1 0.2 0.1
プロセス安全事故強度率(PSISR) ― 0.1 0.2 0.3 1.1
※過去データを見直し、数値を修正しています。
保安防災 リスク評価
事業所は、職場での作業について、ハザードの抽出、災害分類及び発生頻度によるリスクの評価を行い、非許容
の場合、対策を検討し実施することにより災害リスク低減を図っています。
保安防災 既存プロセス評価
事業所は、設備の新増設や既存設備の変更にあたり、プロセス安全性評価および必要な対策の実施、その定期
見直しを行うことにより災害リスク低減を図っています。
発災後の対応について
発災事業所は、異常現象が沈静化した後は、事業再開に向けて、原因究明と再発防止の対策を講じなければ
ならない。
異常現象が沈静化した段階で、事業所長が必要と判断する場合には、事故対策委員会を設置し、原因究明と
再発防止の対策に当たらなければならない。なお、発災規模が大きく、環境安全品質保証担当役員が必要との判
断により、本社に事故対策委員会を設置する場合がある。